【副業】確定申告のやり方・手順|初めての方にわかりやすく解説

【副業】確定申告のやり方・手順|初めての方にわかりやすく解説

副業としてサラリーマン大家をする方が
間違いなく直面するのが

「確定申告ってどうやればいいの?」

という問題です。

今回は、その確定申告の具体的な手順について
初心者の方にもなるべくわかりやすく解説していきます。

【結論】
ザックリですが、
■確定申告書&必要書類を集める
■不動産所得を計算して確定申告書に記入
■申告&納税
という手順で進めます。

計算期間は、1月1日~12月31日の1年間

確定申告書や決算書などの必要書類をそろえて、

翌年の2月16日~3月15日(土日の場合は翌月曜日)に、申告と納税を済ませなければいけません。

では具体的な手順について、
触れていきましょう。

確定申告の必要書類を入手する

確定申告の必要書類は、

・税務署でもらう
・ネットからダウンロードする

の2パターンです。
税務署でもらう方が一般的です。

税務署でもらう場合

まず、税務署に向かいます。

どこの税務署でも用紙のフォーマットは一緒ですので、どこでもらってもOKです。

サラリーマン大家だと、会社の近くの税務署でもらう方が多いです。

確定申告の時期になれば、
だいたい「確定申告の方はこちら」といった目印がわかりやすく出ていますので、
税務署に行ってから迷うことはありません。

 

窓口で用紙をもらう際の注意点

「不動産投資で副収入があるので、確定申告したい」という目的を伝えてください。

すると、税務署の方が注意点を教えてくれたり、
この書類も持って帰ってくださいとアドバイスをくれたりしますので、

提出のタイミングで「あ、あの書類がない!」という事態を防げます。

ネットでダウンロードする

一度、確定申告を経験済みで
自分の所得区分と添付する書類などがわかっていれば、

ネットからダウンロードしてみましょう。

国税庁のWebサイトからダウンロードが可能です。
(2回目以降は、ネットの方が手間がかからずオススメ)

 

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必要書類を集める

不動産会社や、融資を受けている金融機関などから必要書類を取得しないといけません。
(慣れるまではたくさんあって少し大変です)

■自分で用意するもの
・経費の領収書
・固定資産税の通知書
・火災保険、地震保険の証券

■勤務先から取得するもの
・源泉徴収票

■不動産会社から取得するもの
・不動産売買契約書
・売渡精算書
(不動産を売買した際の費用明細が分かるもの)
・譲渡対価証明書
(マンションを土地と建物に按分した際の割合を示すもの)
・家賃送金明細書
・賃貸契約書

■金融機関から取得するもの
・借りたお金の返済予定表

 

不動産所得を計算する

家賃収入から経費を差し引いて、
あなたの「不動産所得」を計算します。

家賃収入 - 経費 = あなたの不動産所得

差し引ける経費はこんなにあります

■管理費・修繕積立金
建物管理会社に支払う建物全体の維持管理コスト

■管理代行手数料
大家代行業を委託する賃貸管理会社に支払う費用

■減価償却費
購入した物件価格の経費です。
購入時に一括して費用として計上するのではなく、数年かけて分割して計上していくものです。

■支払い利息
ローンの毎月の返済額のうち、利息部分は経費にできます。
(元本部分は経費になりませんので注意)

これらの経費が大きいと利益が圧縮され、
納める税金は少ない金額で済みます。

節税という観点から言えば、
経費は多い方がお得と言えます。

経費計上漏れが無いように注意しましょう。

確定申告書をつくる

上記ステップまで終われば、もう簡単です。

計算した不動産所得を、
記入例を見ながら記載していきましょう。

提出後に修正するのは、手間がかかりますので、
記入ミスが無いか念入りに確認しましょう。

なお、提出してしまった後でも

税金を多く申告してしまった ⇒更正の請求
税金を少なく申告してしまった⇒修正申告

という方法で修正は可能です

確定申告書を提出する

記入が終わったら、税務署に書類を提出してください。
これで申告手続きは完了です。
(郵送でもOKですが、直接持ち込むのが一般的です)

提出先はどこの税務署でもいいわけではありません。
管轄の税務署を調べ、そこに提出します。

なお、郵送で提出する場合には

・簡易書留で送付
・切手を貼った返送用封筒を入れておく
・控えを返送してもらう

というようにしておけば、
手続きが完了したか把握できるので安心です。

確定申告が終わったら

確定申告が終わって一安心ですが、
あなたがやるべきことはもう1つだけあります。

それは、

・期日までに税金を納める
・税金の還付をもらう

です。

期日までに税金を納める

原則3月15日まで(申告期限と同じ日程。年によって変更アリ)に確定申告の内容通り、税金を納めてくださし。

申告は完了していても、
税金を払っていないという場合には、
延滞税などのペナルティが発生することもありますので、ご注意ください。

税金の還付をもらう

確定申告の内容次第では、
還付金としてお金があなたの手元に戻ってくることがあります。

その場合には、還付口座を指定してください。
確定申告書に記入欄があるので、忘れずに書きましょう。

まとめ

今回は「確定申告のやり方・手順」について解説してみました。

やることが多く、
大変そうに見えるかもしれませんが、

無料から使える便利なツールなどを活用すれば、
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手間をかけず、着実に処理することができます。

自分の不動産経営を見返す良い機会として、
楽しんで取り組めるといいですね。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。