現在、不動産業界は活況を迎えています。
地価や物件の価格は高い水準となっており、
不動産会社の業績も好調です。
なぜ今、ここまで不動産投資に注目が集まっているのか？
不動産投資において、
市場を取り巻く環境を把握することは非常に重要ですので、
今回は、初心者の方に向けて
不動産投資が注目を集めている理由について
なるべくわかりやすく解説していきます。
なぜ今、不動産投資？
東京オリンピックを迎える期待感
2020年東京オリンピック開催に向けて、日本国内でのインフラ整備が急速に進んでいます。
東京での動向は次の通りです。
■有楽町線やゆりかもめの増築。
湾岸エリア（晴海、豊洲、有明）と東京の中心地がアクセスしやすくなる
■田町、品川の間に新駅を開業。
浜松町でも大規模な再開発が行われている
■国際金融都市を目指して「東京国際金融センター」設置の動きがある
■東京都心や湾岸エリアは「アジアヘッドクォーター特区」の指定を受け、積極的な海外の成長企業の誘致を進めている
インフラが整備されるということは、
その分生活しやすくなり、不動産としての価値も上昇していくことになります。
オリンピック会場となる予定の有明・お台場・夢の島などを中心に湾岸エリアの物件価格も上昇を続けています。
東京都内においては、2020年以降にも再開発プロジェクトが予定されているため、
オリンピック以降もこの上昇傾向は続くと予想されています。
そんな好材料が多い中ではありますが、
実は世界から見て「東京」の地価はまだまだ割安なのです。
東京は、世界でもトップクラスの人気を誇る街でありながら、
ニューヨーク・ロンドン・香港などの海外都市と比較して地価がかなり安く、海外投資家の目には魅力的な投資対象として映っています。
そのため、国内だけでなく海外からも資金が流入しているというのも、地価上昇の要因の一つです。
金融機関の融資が積極的
不動産投資に欠かせない金融機関からの融資も増加の一途を辿っています。
2016年2月、日銀のマイナス金利政策が始まりました。
マイナス金利ということは、
銀行からすると、誰かに融資しないとお金が目減りしていくということです。
そこで金融機関が、安定的な融資先として選んだのが不動産投資ローンです。
サラリーマンという安定した収入を持つ人々に融資すると、
継続的に収益を確保できるということで、現在、金融機関の融資体制は非常に積極的です。
一般的に、自己資金が2～3割程度が必要と言われてきた不動産投資ですが、
今はフルローン可能な金融機関も増えてきており、個人投資家にとって追い風となっています。
個人大家業への貸出金額の推移を見てみても、
2010年に25兆円程度だったものが、2015年には27兆円まで増加しています。
その拡大傾向は近年も変わっていません。
人生100年時代突入。老後に戦略的に備える若者世代
世間では、「人生100年時代」という言葉がよく取り上げられています。
平成生まれ世代では、
平均寿命が100歳くらいまで伸びると言われているのです。
つまり、定年退職してから約30年もの時間を、年金とそれまでの貯蓄で対応しないといけません。
しかしながら、少子高齢化の影響で、
年金の受給額は下がり、受給開始年齢も引き上げになることが予想され、
若者世代の不安感は高まっています。
このように将来に不安が大きいなか、
「年金をあてにせず、自分で年金をまかなおう」
という若者世代も増えています。
老後の生活費でゆとりある暮らしに必要とされる
月額約35万円を確保したいということで、
20～30代の若者世代の不動産投資も活発になってきているのが最近の傾向です。
他の投資商品と比較しても優位
不動産業界は、他の投資と比べて情報がクローズになりがちでしたが、
個人投資家による書籍やSNSでの情報発信が活発になったことで、
今では有益な情報にアクセスしやすくなりました。
その情報を吟味する中で「株」「FX」「国債」など
様々な種類の種類の投資と比較して、
ミドルリスク・ミドルリターンの「不動産」の優位性を評価するサラリーマン投資家が増えてきました。
サラリーマンが投資に求めるのは
■安定した収益
■少ない手間
この２つです。
そんな中で不動産投資において重要な地価は、
株価と違って安定しています。
年ごとに半減したり、倍増したりしません。
また、一度購入してしまえば、
実際の運用は管理会社に任せてしまえばいいので手間もかかりません。
本業が忙しいサラリーマンにこそ嬉しいメリットが多いのです。
まとめ
「なぜ今、不動産投資が注目されているのか？」をまとめてみました。
いろいろと書きましたが、
下記４つのポイントだけでも覚えておいてください。
■インフラ整備が進み、地価上昇の可能性高い
■世界的に見てまだまだ「東京」の地価は割安
■融資が受けやすい今は、サラリーマンにとってチャンス
■老後の備えとして若者も投資している
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
「理解できたかな…」と不安な方は、
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